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病院におりました。

病院におりました。

子供が入院したため、付き添いで病院に行っておりました。

点滴付けるわ血液検査何度もするわ、検査の度に結果は陰性だからドクターはエドモントンにも相談するわと、結構大事になりましたが終わってみれば4日間の入院で、喉痛と高熱だけで済みました。落ち着いてしまったので、結局原因は特定できずです。
最終的なドクターの見立ては『たぶん、伝染性単核球症だったんじゃないかな』でした。

私は初日以外は全ての日に業務があったので休めず、かみさんに殆ど詰めてもらっていました。
業務後の私は主に、夕方の交代要員ともう一人の子供の世話係。
『夜が凄く寒かった。あなたがあそこにいたら一晩で風邪引いてた』
とのことで、季節柄、集中暖房があまり稼働していなかったのかもしれません。

ちなみに、日本の医療体制を知っているので一長一短はありますが、この準州の医療体制は結構充実しています。

まずこのスタントン総合病院ですが、ここは子供用の設備が充実してます。
入院が決まったらまず写真でベッド端に広がっている「お泊りセット」が支給され、希望なら入院着もタオルも借りられるので、全く持ち込まなくても一応入院できます(服はスースーするので自前のパジャマ使ってましたが)。

次に、このWii&ビデオセット。子供の入院患者が殆ど居なかったのが大きいのですが、このセットは入院中独り占めできたので、熱が下がった時はゲームし放題でした。
しんどいけど寝られないときはビデオ鑑賞やボードゲーム。とりあえず「つまらない。お家に帰りたい」とは一度も言われずにベッドにいてくれました。
(他にXboxとプレステもあった)

またこちらの看護体制上、看護師が少ないので子供の入院には親の24時間付き添いが必要なのですが、3食とも親の食事も用意してもらえます。
これが本当にありがたく、(こちらの生活に慣れているなら)結構おいしい食事をとることが出来ました。

極めつけは医療費。
カナダは米国と違い、基本的には健康保険制度が確立しているのですが、この準州の健康保険は掛け金が「0ドル」。つまり家族4人で全く支払っていません。保険カードに期限があるので、その更新手続きをしているだけです。
次に、今回の入院に関しては、「保険のカバー率が100%」でした。
という事で、今回は初診から退院まで、全く支払いが発生しませんでした。僻地の生活環境維持対策の一環ですが、本当に感謝です。

ただ、日本の医療の充実さには到底及ばないから可能という面もあります。
準州人口の割に医師も看護師も少ないですから、持病の検査なんて何カ月も待ちますし、ちょっと対処が大変な患者はエドモントンなどに医療搬送となるので、有無を言わさず転院になります。
また医薬分業ですから、普段クリニックで処方される薬は全く安くなりません。風邪を立て続けに引くと、これが結構痛かったりします。

という事で、ここ10日間は殆ど更新が出来ませんでした。
同じ週に私も「喉がおかしい」と思いつつ、薬でごまかしながら凌いでいたのですが、子供の退院後に今度は私が悪化。
結局私も寝込みました。
これより挽回します。

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