しまの防寒服やせ我慢体験
「郷に入れば郷に従え」。やはり、寒い地域には寒い地域に適した服があります。
現地の防寒服がどのくらい強力かは、私の経験を参考にしてください。
買ったジャケットは、Canada Goose Resolute。現在も使っています。
私がイエローナイフに来てからの数年間は、現地の防寒服を使っていませんでした。
カナディアンロッキーの冬を三期経験していたのと、そこで耐えられる防寒服を持っていたから。
ロッキーも-20℃を超えますから、皆さんより寒さにも慣れていました。
それでも、私にとってイエローナイフはとても寒い所でした。寒さでエネルギーをとにかく使うので、外を歩くととにかく腹が減ります。「何で街の人はここに何年も住めるんだろう?」と本当に不思議でした。
イエローナイフ4年目の冬、限界が来ました。
この年からメイン業務が写真スタッフになり、外での立ち作業がぐっと増えました。
ガイドの業務ではいろいろ動き回るので、それほど厚着をしない方が便利だったのですが、写真撮影は「動いちゃだめ」な業務なので、それが出来ない。カメラマンが震えていたら、撮影希望者も震えて写真がブレちゃいますから。
そこで、初めてこちらの防寒服を買うことになりました。寒さで喉が腫れていて、「明日は倒れるかも」という状態でした。
で、使い始めて・・・、
- 撮影中の震え:じっと立っていられるようになりました
- のどの腫れ:数日で、腫れが引きました。一週間で全快
- 街歩き:-20℃でもホカホカ
- 上着の中の重ね着:暑いので薄着に
「街の人がどうして何ともないのか」、やっと理解できました。
嘘みたいですが、ほんとの話。
Gooseの性能が良いのは知っていましたが、ここまで違うとは思っていませんでした。
ちょっと重いですが、現地の防寒服は他地域で使われるものとは、それだけの違いがあります。
今では私の「前にやっておけば良かった話」のひとつになっています。
教訓:やせ我慢はいけない
Canada Goose Resolute
http://www.canada-goose.com/products-2/mens/mens-resolute-parka/
参考資料:服装比較
しまが、その当時にどんな服を着ていた、まとめて見ました(-25℃のとき)
皆さんが滞在するときの参考にしてください。
普通のジャケット使用時
これでも、寒かったです(着用数:計14点)
- トゥーク
- ネックチューブ
- 薄手袋
- 厚手ミット
- フード付きダウンジャケット
- もこもこフリースセーター
- フリースベスト
- 襟付き長袖シャツ(着用義務があった)
- タートルネック長袖シャツ
- ウィンドブレーカーパンツ(冬山用)
- コーデュロイパンツ
- スキー用パッチ
- 厚手の靴下(登山用)
- 防寒靴
Canada Goose着用後
これで楽に外を歩けました(着用数:計10点)
- Gooseのジャケット
- フリースベスト
- 襟付き長袖シャツ(着用義務があった)
- Tシャツ
- ウィンドブレーカーパンツ(冬山用)
- コーデュロイパンツ
人の「耐寒性能」にはかなりの個人差があります。
上記を参考の上、自分に合った服装を見つけてください。