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オーロラ鑑賞報告 (Aurora Photos)/ 2011年9月上旬へ/ 2011年10月へ
オーロラ鑑賞報告 2011年9月下旬 Aurora Photos Sep,2011 Vol2
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10月1日 雲が割れて
昨夜(30日)の天候:雲多し 気温:+2℃(日中は+8℃)
日中も雨がち。雲の多いまま夜を迎える。
1:15 雲の薄い部分にオーロラ発見。
その後、さらに雲が薄くなる。
2:00 オーロラがさらに明るくなり、動きが出てくる。
2:20 オーロラ爆発。カーテンが風をはらんで動いていくように空を揺れていく。
どんな夜でも待ってみるものです。
もちろん一晩中曇りの日もあるのですが、
それで諦めていたら、このオーロラは見られない所でした。
オーロラ情報局 http://www.canadaauroranetwork.com/
しまのツイッター:http://twitter.com/#!/Ricki_Shima
9月30日 被膜に踊る光

昨夜(29日)の天候:薄曇り→曇り 気温:+7℃(日中は+8℃)
日中も雲が多く、そのまま夜を迎える。
その後もときどき星は見えるものの、曇主体の空。
その雲の上に、オーロラの筋が見える。色は薄め。
2:30 オーロラの光が急激に強くなる。
2:40 動きも活発になり、渦を巻く。
その後は収束し、薄くなってしまった。
こういう日のオーロラは、通常のものとは違ってとても幻想的。
快晴でのオーロラでは出ない味わいがあります。
写真提供:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:30日2:30
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
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9月29日 天の羽衣

昨夜(28日)の天候:薄曇り 気温:0℃(日中は+7℃)
昨夜からの磁気嵐がまだ続いていました。
22:20 雲の上にオーロラ発見。それほど強くない。
その後、雲少しずつ薄くなっていく。
0:40 オーロラの光が強くなってくる。
1:15 オーロラ爆発。天頂から光が降り注いでくる。
薄くて透明な光の矢が数千本、地上に降り注ぐようなカーテンとなり、
大きく天を舞う。
1:50 落ち着くいた後は、穏やかな光の帯が空に漂った。

太陽フレアによるエネルギーが、見事に地球に当たったのが
この二日間。それにしても大きなオーロラが現れました。
この状態の時はほぼ確実に大きなオーロラが現れるので、
ブレイクアップを見たい人はこの状態が確認された場合、
2日以内にオーロラベルトのどこかに行くと見られます。
でも、実際には難しいですよね。この方法。。。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:29日1:20、1:25
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
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9月28日 宵のカーテン・赤の発色

昨夜(27日)の天候:晴れ 気温:-2℃(日中は+7℃)
暗くなった途端にブレイクアップが起こる。
20:40 まだ明るさの残る空でオーロラ爆発。
何本ものカーテンが大きく揺れる。
23:00 カーテンの上層部が、肉眼でも分かるほど赤く染まる。
その後も大きなオーロラが空に残る。
2:05 再度オーロラ爆発。
背の高いカーテンが大きく揺れる。

こういう早い時間から、オーロラ爆発が起こることもしばしばあり、
冬だと(ツアー時間外なので)記録に残っていないことが多いです。
そして、その後は収束してしまい、
「見えなかった」とか「光の弱いオーロラが見えた」などと
いう記録になっている場合も実はあります。
それにしても、これだけの規模のオーロラは、イエローナイフでも珍しいです。
赤いオーロラも、肉眼で存在が分かるぐらいの光量があると、
こんな写真になることが多いです。
ただ、実際に肉眼で見える時間はそれほど多くはないです。

写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:27日8:40、23:10 28日2:10
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
オーロラ情報局:http://www.canadaauroranetwork.com/
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9月27日 磁気嵐の中で

昨夜(26日)の天候:薄曇り→晴れ 気温:+2℃(日中は+8℃)
日中は曇り空&時々雨。夕方以降は回復していく。
20:30 オーロラが見え始める。
21:00 光量がググッと上がって見事なアーチに。
その後、一度動きは落ち着く。
21:40 薄曇りの雲間に筋が何本も伸びる。上層部は紫の発色。
その後、再度活動は落ち着く。
1:30 オーロラ爆発開始。ピンクの発色も混じる。
光の強いカーテンが、うねる、揺れる、渦を巻く。
2:20 動きがやっと落ち着いてくる。

大きな磁気嵐が発生していて、「必ず出る」と予想できた夜でした。
天気にも恵まれましたが、二度の助走があってのオーロラ爆発。
なまじ「今日は出る!」と分かって出発しているだけに、
余計にじらされた間の強いオーロラの活動でした。
写真:一枚目:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:27日1:40
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
写真:二枚目:Hiroyuki Matuso
場所:イエローナイフ市内
時間:27日2:19
オーロラ情報局:http://www.canadaauroranetwork.com/
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9月26日 雲を突き抜けて

昨夜(25日)の天候:曇り&薄曇り 気温:+3℃(日中は+10℃)
日中はかなり雨がち。夕方に止んで曇り空で夜を迎える。
0:00 雲が薄くなり空の一部で星が見える。オーロラも少し見える。
その後、雲が厚くなる。
2:00 雲が開け始める。一緒に隠されていたオーロラも見えてくる。
高さのあるカーテン状。上層部は赤の発色。
2:30 動きが激しくなる。時々カーテンが渦を巻く。
遅咲きのオーロラでしたが、3時過ぎまで光の強いオーロラが続きました。
日中はぐずついた天気が続いていますが、気温降下もあって夜は
比較的晴れ間がある日が続いています。
気温がもうひと下がりすると晴れやすくなるので、
鑑賞には寒いですが、そこまで下がってほしいものです。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:26日 2:40
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
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9月25日 気温降下。晴れ。

昨夜(24日)の天候:晴れ→曇り→晴れ 気温:+3℃(日中は+12℃)
日中は雲+雨がち。しかしよるのは回復する。
23:15 オーロラがアーチを作る。
その後、雲が出てくる。
0:35 晴れた空にオーロラ爆発が起こる。
明るいカーテンが激しく動く。
この時期のイエローナイフはインディアンサマーが終わり、
中旬よりも天候が不安定になるのですが、
日中は雨、夜に晴れと、オーロラ旅行には好条件になっています。
違うパターンだとこの時期から急激に気温が下がって降雪。
その後は(この時期にしては)寒すぎて、快晴になる年もあります。
今年の10月前半はどうなるでしょうか?
いよいよ夏秋オーロラも終盤になりました。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:25日 0:40
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
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9月24日 緑のアーチ

昨夜(23日)の天候:晴れ&曇り 気温:+6℃(日中は+17℃)
午前中は曇り、午後は雨。曇天のまま夜を迎えるが、その後回復する。
23:40 晴れた空にオーロラが現れる。強さはそれ程でもない。
1:00 オーロラが急に光を増す。天の一部から光が舞い降りてくる。
その後は少し落ち着き、雲も出てしまう。
3:00 空が回復し、オーロラも光を強くする。
夜空に緑のアーチが架かる。
日中は天気が悪く夜に回復と言う、オーロラにはありがたい
天候パターンになってくれました。
そして空も真っ暗な空に。星空の写せる時期に入りました。

写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:23日1:35、3:15
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
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9月23日 赤の発色

昨夜(22日)の天候:快晴 気温:+6℃(日中は+18℃)
風は強いものの良い天気。そのまま夜を迎える。
23:00 空の雰囲気がちょっと違う。写真を撮ってみると赤いオーロラ。
0:00 肉眼で見えるオーロラが現れる。色は薄め。
2:20 はっきりしたカーテンを作り出す。上層部は赤色。
肉眼ではとても薄くしか見えませんが、写真で撮ると赤いオーロラであることが
分かることが多いです。と言うか、慣れていないと見逃してしまいます。

23時の赤いオーロラは、普段のイエローナイフの夜空を知っている
玄人でないと見つけられない、珍しいオーロラです。
一枚目・二枚目:Noriyuki Matsuo
場所:イングラハムトレイル
時間:22日23:05、 23日2:00
三枚目:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:23日2:20
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
http://twitter.com/intent/user?screen_name=auroraguide
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9月22日 強風
昨夜(21日)の天候:曇り&薄曇り 気温:+12℃(日中は+17℃)
かなり雲の多い中、夜が始まる。
0:40 雲の割れ目からオーロラのアーチが見える。
その後は雲が出てしまい、確認できず。
天候の変わり目だったのか、雲の多い夜になってしまいました。
翌朝は強風。
22日の午後、水上艇がコンドミニアムに激突ました。
映像を見ると「いったいどこを飛んだの?」と言う場所なのですが、
風の影響があったのはまず間違いないです。
その後も風は強く、
夕方もジェット機がダウンタウン側から着陸しているなど、
かなり珍しい着陸指示が出ていました。
映像はこちら
http://www.cbc.ca/news/canada/edmonton/story/2011/09/22/north-plane-house.html
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9月21日 爆発の兆候

昨夜(20日)の天候:晴れ&薄曇り 気温:+12℃(日中は+16℃)
暖かい夜。強く吹く風もあたたかい。
0:00 オーロラが出始める。
とても色が薄く、写真で見ると、赤い発色の為と分かる。
0:30 急激に明るくなり、動きも活発になる。
0:40 オーロラ爆発。とても激しくカーテンが動く。
1:30 この頃まで、ときどき落ち着きも、強い発色を繰り返した。
その後、薄い雲が張り出してくる。
3:30 再度オーロラが強くなる。
「今日は光が強くないねー」などと話していた数分後に、
空が急激に明るくなってブレイクアップを起こすという事も
時々あります。実際には昨夜のように、色が薄くても
エネルギーのあるオーロラ(赤い発色とか)が出ていることが
多いのですが、初心者だとどうしても見逃しがち。
こういう兆候は、オーロラに慣れてくると分かるようになります。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:21日0:45
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9月20日 パーフェクトカーテン

昨夜(19日)の天候:快晴 気温:+8℃(日中は+15℃)
日中は天気が徐々に回復。夜には快晴となる。
22:20 オーロラが現れる。次第にカーテン状になる。
23:15 オーロラ爆発。数本のカーテンが大きく揺れる。
カーテンがさらに強くなり、上層部も色がついてくる。
0:30 再度のオーロラ爆発。何本ものカーテンが激しく震える。
1:00 カーテンはまだ揺れ続ける。

3日ぶりに空が晴れました。
恐らく過去2日間も大きなオーロラが出ていたと思いますが、
雲が出てしまうと地上からではどうしようもありません。
イエローナイフでは理論上、ほぼ毎日オーロラが見られます。
それだけに、天候の良しあしが鑑賞には大きくかかわります。
毎年の「観測成功率」はオーロラの出現頻度ではなく、天候で決まります。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:20日0:35、1:00
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9月19日 テリーフォックス ラン

昨夜(18日)の天候:曇り→小雨 気温:+8℃(日中は+14℃)
曇り空。オーロラ確認できず。
この時期としては、ちょっと気温が高くて雲が出やすくなっているようです。
日本でも地域によっては行われているのですが、
骨肉腫とその他の癌研究のためのチャリティイベント
「テリーフォックス ラン」が、この日行われました。
30年前の出来事なのですが、
今も続くこの活動を始めたのは普通の大学生。
学者で武将でも為政者でもありませんが、
カナダ人が誇るカナダの偉人です。
テリーフォックス(個人のブログより)
http://ameblo.jp/batochun/entry-10324073965.html
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9月18日 国際宇宙ステーション
昨夜(17日)の天候:薄曇り 気温:+7℃(日中は+16℃)
日没時、北の空は雲が多い。頭上の空は、星が見える。
オーロラの出やすい条件でしたが、早い時間帯は現れず。
その後、曇ってきてしまう。
2:00 雲の切れ間にオーロラが出ているのが見える。
しかしそれほど濃くなく、やっと見える程度。
昨夜のオーロラは、明け方間近に大きくなったようです。
国際宇宙ステーションでは、南半球にてその時間帯のオーロラを捉えていました。
(オーロラは、北半球と南半球でほぼ線対称のオーロラが現れると言われています。)
NHK宇宙チャンネル(高速再生画像です)
一般の人でもいつか、こんな光景が見られるようになるといいですね。
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9月17日 舞い降りるカーテン

昨夜(16日)の天候:晴れ&薄曇り 気温:+7℃(日中は+14℃)
昨夜も良いオーロラ日和となる。
22:00 北の空にオーロラ出現。
その後、見えなくなってしまう。
0:10 再度オーロラ出現。
しかし、また見えなくなってしまう。
2:30 地平線近くにオーロラ出現。光は強さを増して、
明るい空に浮かぶ透明感のあるカーテンとなる。
4:05 オーロラ爆発。
天頂まで上がってきたカーテンが、ひらひらと舞う。
早いうちからオーロラは現れて、ブレイクアップが夜明け直前。
磁気嵐が起きているほどオーロラ出現の可能性が高かったのですが、
空はよくこういうじらし方をします。
現在イエローナイフには毎晩150人ぐらいの旅行者がいるのですが、
この明け方のブレイクアップは何人が見られたでしょうか。
写真:ナヌック オーロラツアーズ
場所:イングラハムトレイル
時間:17日3:20
資料提供元:http://www.aurora-guide.com
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