C_BaffaloAir
カナダで2番目に有名な航空会社
カナダで一番有名な航空会社は・・・?もちろんエアカナダ。
フラッグキャリアでもあり世界でも7番目の規模と、結構大きい会社です。
エアカナダ -Wikipedia
では、二番目に(主に欧米で)有名な航空会社はどこでしょうか???
- ウエストジェットと答えた方:
ここ10年でカナダの在住経験がある人でしょう。運航開始以降、急激に伸びている格安航空会社で、現在エアカナダを猛追しています。
ウエストジェット -Wikipedia
- カナディアン航空と答えた方:
2000年より前に、カナダ在住だったか旅行経験のある方でしょう。その当時でしたら、もちろん正解でした。
カナディアン航空 -Wikipedia
・・・おそらく、これに正解できる人はほとんどいないと思いますが、
その会社の名は
- 「バッファローエアウェイズ」。
イエローナイフ(&ヘイリバー)にある地方路線専門の航空会社です。
- バッファローエアウェイズ
Wikipedia(英語)
Baffalo Airways
何故バッファローエアウェイズが?
なぜそんなローカル会社が有名かというと、現在この会社のドキュメンタリー番組が放送されているから。
History Televisionが制作する「Ice Pilot」という番組で、これが欧米ではとっても受けています。
飛行機好きの人は、下記のリンクから映像デモを見てください。
http://www.icepilots.com/episodes.php
http://www.icepilots.com/
こういうタッチのドキュメンタリーは、欧米の人たちの心をぐっとつかむらしく、放送後半年でバッファローエアーはとっても有名になってしまいました。
どのくらい効果があるというと、その翌年夏に来た欧州からの団体旅行客の行程では、
「ヘイリバーのバッファローエアー格納庫見学&機体を前に記念撮影」
がアトラクションとして組み込まれていて、それがあったから旅行に申し込んだ人たちもいるほどなのです。
もともと、欧州人にとっては北米北極圏は「ラストフロンティア」と呼ばれ、かなりノスタルジックな印象がある地域。
そこで実際に特殊な業務に携わっている輸送機のドキュメンタリーは注目に値するのだそうです。
日本では考えられない程古い機体を使っている会社なのですが、機体が軽いので短い滑走路でも輸送機を運行出来るので、こういう地域で運用するには意外に便利とのこと。
実際、この会社の輸送で集落の生活が維持できているところもあり、地元ではこの古いプロペラ機たちの活躍はとても重要です。
実際、格納庫周辺には機体年齢の古いプロペラ機が何機も留まっているので、プロペラ機マニアには堪らない光景でもあります。
もし乗ってみたい方は、イエローナイフ-ヘイリバー間を定期便が運行中。
乗り場も通常のターミナルビルではなく、バッファローエアーの格納庫からなので、田舎路線気分を味わえます。
随分前に私も乗ったことがありますが、飛んでいる様子は映画「メンフィスベル」の軍用機の中でした。
2012 May
往年のプロペラ機 | |||||||
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