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イエローナイフの見どころ To see in Yellowknife

「イエローナイフにはどんなところがあるか?」
イエローナイフの見どころのリストです。
場所は、歩いて簡単にけるものから、車で無いと無理なものまで様々です。

建物の開館時間について:
各建物の開館時間を公式発表通りに表記しましたが、実際にはかなり変化します。
基本的にはクリスマス、ボクシングデイ、新年は休館。その前後や何かのイベントがある時にも、事前予告が無いまま閉館することがあります。

イエローナイフの見どころ一覧(もくじ)

ダウンタウン周辺

プリンス オブ ウェールズ ノーザン ヘリテージ センター Prince of Wales Northern Heritage Center

4750-48th St. Yellowknife, NT
Phone:867-873-7551
http://pwnhc.learnnet.nt.ca
営業時間
夏休み期間: 10:30-17:30(月-金) 6月1日-8月31日
その他の期間:10:30-17:00(月-金) 9月1日-5月31日
土日祝(通年):12:00-17:00
入場料:寄付制

フレイムレイク湖畔三施設のひとつ。
外観からの想像以上に館内は広い。先住民文化、動植物と自然環境、鉱物資源、交易の歴史など、各セクションに分かれた展示は内容が濃い。
数年間続いた改装がほぼ終了し、伝統文化関連の展示より、地元アーティストの作品展示の比率が多くなった。もともと展示されていた剥製の一部は、ビジターセンターに移設されている。
「プリンス オブ ウェールズ」とは英国の皇太子に与えられる称号で、現在はチャールズ皇太子。
皇太子の称号を貰って開館した建物なので、館内には皇太子の絵画も飾られている。
カフェが併設されていて、ボリュームのある昼食が摂れる。

マイニング モニュメント Mining Monument

Yellowknife, NT

ヘリテージセンター-州議事堂間の遊歩道入り口に建てられている碑。
「オーロラの聖地」と観光のイメージが強いが、イエローナイフは今も昔も鉱山の町。
殉職者は鉱山町の宿命で、この碑は主に、ゴールドラッシュから金鉱山閉山までの殉職者の慰霊碑である。
石造りの本体は鉱山にある代表的な建物「シャフト」から、灯明台はこの周辺の鉱山で使われた明かり「カンテラ」からデザインされている。

ノーザンフロンティア ビジターセンター Northern Frontier Visitors Center

4807-49th St. Yellowknife, NT
Phone:867-873-4262
http://www.northernfrontier.com
営業時間
夏季: 9:00-17:00(週7日)
冬季: 9:00-17:00(月-金)
    12:00-16:00(土日祝)

準州観光局の観光案内所。湖畔三施設のひとつ。
集められる限りの準州内の宿泊、ツアーのパンフを用意してくれている。
お土産品の販売のほかに、野生動物や鉱山の展示物もあり、博物館の展示と補完関係にある。夏季は、ダイヤモンドの研磨の実演講座がある。
「イエローナイフピンバッジ」や「北緯60度線到達証明書(1ドル)」の発行場所。

ノースウエスト準州州議事堂 The Legislative Assembly of The Northwest Territories

Yellowknife, NT
Phone:867-669-2230
http://www.assembly.gov.nt.ca

湖畔三施設のひとつ。この三施設を巡るだけでも、良い散策コースになり、展示を丁寧に見て回ると半日ではきかない。
イヌイットの氷の住居(イグルー)をモデルにした、ガラスのドームの下に大会議場と議員図書館がある。大会議場は、議会開催中でなければ傍聴席には自由に入れ、写真撮影も可能。公用語が多い(11言語)準州なので、小さい議会ながら同時通訳システムも備えている。
ロビーには、旧議事堂時代の展示や、議会開催時に使われる職杖(メイス)、先住民工芸品の展示がある。メイスは二種類あり、州の特産品を使い、文化を生かした装飾が施してあり、一見の価値がある。カフェも利用可能。

ダイアビック鉱山ビジターセンター Rio Tinto/ Diavik Diamond Mine

5007-50 Ave. Yellowknife, NT
Phone:873-669-6500
http://www.diavik.ca
営業時間:-17:00(月-金のみ。土日祭休館)

ダイヤモンド鉱山のひとつ、ダイアビック鉱山を持つリオ・ティント社のビジターセンター。
日本では各地にある「○○ダム ビジターセンター」が類似施設と言える。
ダイアビック鉱山の発見から、工法、環境対策、運営方法などを地域住民に紹介するための施設で、館内の展示よりも、資料提供の方に重点が置かれている。
先進国にダイヤ鉱山があるのは珍しく、現在カナダとロシアのみ。ダイヤモンドを「産業」という視点から見るなら面白い資料館で、良質の資料が手に入る。

オールドタウン

パイロット モニュメント The Bush Pilot's Monument

Old Town, Yellowknife, NT

オールドタウン、イエローナイフ湾に突き出した岩の頂。
とても見晴らしの良い展望台で、湾の向こうも見渡せる。
水上プロペラ機の時代、この岩はパイロット達がイエローナイフを探す目印だった。
当時この地域には滑走路がなく、飛行機乗りは皆、草原、水の上、氷の上と、到着地点では場所を選ばず離発着出来る技術の持ち主で、「ブッシュパイロット」と呼ばれて尊敬されていた。
そして現在、当時のパイロット達の功績をたたえた碑が、目印の岩の頂にある。
階段は滑りやすいので、冬季は転倒に注意。

スノーキング 氷の城 The Snowking Ice Castle

on the Great Slave Lake Yellowknife Bay, Yellowknife, NT
http://snowking.ca
作成中は入場無料。完成後は大人$5。

町の芸術家、スノーキングが毎冬「氷の城」を製作し、製作途中を見学することが出来る。
場所は、イエローナイフ湾の水路上で、道路からは死角。色も保護色なので見つけづらい。
通常、3月中頃に完成し、落成するとカフェが営業。映画祭、ダンスパーティ、花火などのイベントが続く。

旧トロント ドミニオン銀行 Old TD Bank

Latham Island, Yellowknife, NT

旧市街にある、古くて小さなログハウス。
ゴールドラッシュの時代、旧トロント ドミニオン銀行(現カナダ トラスト)が使用していた。1930年代のもの。
現在は持ち主が、倉庫兼事務所として使用中。私有地にあるので、見学は外観のみ。

ディーロ村 Ndilo

Ndilo, Yellowknife, NT

イエローナイフ市内、レイサム島北半分の地域。
住人は先住民・デネ族約300人。いわゆる「先住民居住区」である。
カナダは先住民保護対策が充実しているため、この地域の人も現在は、普通の耐寒仕様の家に住み、街に職場を持っている人が多いので、一種のベッドタウンになっている。
大きく違うのは、「納税の義務がない」=「公共事業が少ない」ので、舗装道路が少ないこと、ガーデニングの習慣がないので、町並みが殺風景なところなど。
英国女王の巡幸ルートにもなった所で、住民は「最も僻地の巡幸場所」と思っている。

イエローナイフ近郊

ジャイアントマイン(跡) The Giant Mine

on HWY 4, Yellowknife, NT
http://www.ainc-inac.gc.ca/ai/scr/nt/cnt/gm/index-eng.asp

採鉱期間は1948-2004。この地域を代表する、金鉱山跡。
イングラハムトレイルはこの鉱山を通っているので、暗くて良く分からないがオーロラ鑑賞に行く途中、この建物群の横を通り抜けている。
ゴールドラッシュの全盛期を作った鉱山で、この周辺では最大の鉱山。閉山までに220トンの金を産出した。大規模な労働紛争でも知られ、映画のモデルになっている。
また、坑内とその周辺には大量の三酸化ヒ素やアスベストが充満していることが確認され、コスト的に除去は不可能と判断。「鉱山全体を氷漬けにして周辺汚染を防止して、次世代の除去法の完成を待つ」という方針で、現在氷漬け工事中。各国から注目されている。

デタ村行きアイスロード Community Access Ice Road - Dettah Access

Yellowknife - Dettah, NT
運行状況:右から3番目の"Dettah Access"
http://www.dot.gov.nt.ca/_live/pages/wpPages/Open_Close_Dates_Community_Access_Roads.aspx

ガイドブックにある「アイスロード」がこれ。6車線分の道幅がある。
アイスロードの中でも生活用の路線で、一般車の利便のために作られる。
凍った湖の厚さを運輸局が定期的に測り、重量制限を設け、除雪をしてオープンさせる、ロードマップにも載せる本物の「道路」である。
このアイスロードは対岸の集落、デタ村へのアクセスのため。この村までは道路があり、街から40分弱で到着できる。冬場にアイスロードを利用すると、10分弱になる。
氷の張り方が順調な年は、道路の中間地点まで行くと、透き通った路面から内部を覗ける。
覗く際は、一般車両の通行の邪魔にならないように。車は急に停まれません。

鉱山行きアイスロード Tibbitt-Contwoyto Winter Road

Tibbitt Lake(70km from Yellowknife)
運行状況:一番右端の列
http://www.dot.gov.nt.ca/_live/pages/wpPages/Open_Close_Date_Winter_Roads.aspx

一般のイエローナイフ人が「アイスロード」と言えば、通常これを指す。
こちらは、50t超えのトレーラーで鉱山に物資を運ぶために整備される、「産業道路」である。
オーロラ鑑賞で使う高速道・イングラハム トレイルの終点から本線は始まり、総延長は約500キロ。ここを、ほんの2ヶ月の間に5000台以上のトレーラーを運行させ、鉱山に一年分の燃料と重機、重量物を運び込む。これに失敗すると、鉱山は「一時休止」を余儀なくされる。
この道路が開通すると、イングラハム トレイルも巨大トレーラーが頻繁に通る。基本的にトレーラーが優先なので、運行の邪魔をしないように。

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