FunYK-FuyuHaru
イエローナイフの冬季・春季アトラクション
Tour & Attractions in Winter Season in YK
イエローナイフで冬・春季楽しめる、主なツアー、イベントです。
オーロラ鑑賞 Aurora Viewing
オーロラの聖地なので、もちろんこれが最重要。
ツアーに参加するのがやはり一般的。各ツアー会社がイエローナイフの郊外に拠点を持っていて、そこで温まりながらオーロラを待ちます。軽食や写真サービス、お買い物など、待ち時間のアトラクションはツアー会社によってバラつきがあります。
郊外に拠点を持つツアー会社
郊外に鑑賞拠点を持つツアー会社は
- オーロラビレッジ
- ベックスケンネル オーロラツアーズ
- イエローナイフ アウトドア アドベンチャーズ
など。
基本的に、パッケージツアーでは上記の会社のいずれかのツアーに参加することになります。
長所は
- オーロラ待ち時間のアトラクションが用意されている
- 案内が(比較的)丁寧で初心者には安心
- 色々歩き回れる
など。
短所は
- リピーターにとっては自由度が少ない
- 歩き回れる場所が限られる
- 鑑賞時間が限られる
などです。リピーターは、幾つものツアー会社をはしごすると、各鑑賞拠点の特色が分かって面白いかもしれません。
オーロラ鑑賞するそのほかの方法
そのほかに鑑賞するための主な方法は、
- 移動式のツアーに参加する
- 郊外の鑑賞拠点に宿泊する
ブラッチフォード・レイクロッジや、エノダ・ロッジなど - レンタカーをして見に行く
- 街の中で見えるところを探す
などです。
移動式のツアーに参加する
2009年冬季から始まった、特定の拠点を持たずに車で移動して、その日に晴れていそうな場所、オーロラの見やすそうな場所を探しながらのオーロラ鑑賞です。
移動式ツアーの会社は
長所は
- 少人数限定ツアーになる
- 天候の影響を一番少なく出来る
- オーロラ待ちのときに、暖かく過ごせる(建物滞在の方が寒い)
- ガイドレベルが高いので、密度の濃いツアーになる
- 自由に移動が出来て、極北地域の運転技術が要らない
などでしょう。
短所は
- 休憩施設が小さい(車中なので)
- お手洗いが無い
こと。参加者は、自分で飲食を調整して参加する必要があります。
郊外の鑑賞拠点に宿泊する
ここでの「郊外」とは、街から50~150Km離れたフィッシングロッジのこと。
ロッジに宿泊し、建物の外へ好きなときに出てオーロラ鑑賞をします。滞在中は夕方から明け方まで自分の都合で空を眺められるので、総合的には一番長い時間、オーロラを鑑賞できる方法です。
郊外の鑑賞拠点
長所は
- 少人数限定になる
- 「光害」を一番受けない鑑賞方法
- 自分のペースで長い時間自由に鑑賞できる
- 滞在費は食事込み(アルコールは有料)
- 本当の「原野」に滞在できる
など。
短所は
- 滞在料金が高い
- 周辺はまったくの原野で何も無い
- 天候により、予定通り帰れないことがある
- アトラクションが限られる
など。
アウトドアが大好きか、「暖炉の近くで読書が好き」なタイプなら、理想的な滞在といえます。
レンタカー(または個人車)でオーロラを見に行く
個人でレンタカーをして、オーロラを見に行く方法です。
他の観光地と違い、冬季オーロラ鑑賞の為のレンタカーは完全なリピーターの方法と言えます。
長所は
- 集合時間を気にせずに、好きな時間までオーロラ待ちできる
- 自分であちこちドライブして、探索気分を味わえる
- 昼間に、野生動物探索ドライブを自前で出来る
など。
短所は
- レンタカーリスク(「予約が入っていない」とか)
- 事故リスク(超大型トレーラーとガンカン擦れ違います)
- 明るいうちのロケハン必須(事故、脱輪、雪はまり防止のため)
- 遭難リスク(故障すると、命の危険あり)
- 駐車できる所が意外に少ない(路肩駐車は厳禁。故障車両は土手から落としておく)
- 小人数ほど低予算化には貢献しない
- 宿泊施設に駐車場を確保(冬季はブロックヒーターを使うため必須)
など。
鑑賞の自由度は高いですが、意外に手間のかかる方法でもあります。
レンタカーの詳しい方法は、「レンタカーする」や「YKへの道のり」を参照してください。
街の中で見えるところを探す
街の中で、オーロラの見やすいところを自分で探して鑑賞します。
街を入れたオーロラの写真を撮るなら、それなりに効果のある方法と言えます。
長所は
- 一味違った写真を撮ることができる
- 旅行の低予算化(ツアーを申し込まないので)
- 自由な鑑賞時間
など。
短所は
- 犯罪に巻き込まれるかも(酔っ払いは冬でも多い。麻薬使用者もいる)
- 一番寒さに弱い(避難場所が無いので)
- トイレも無い
- 天候リスクを最も受ける(街の熱で雲が出来やすい)
- 「光害」ももろに受ける(光の強いオーロラが出ないと街と一緒に写せない)
など。写真の好きなリピーターが最終日に行くには良いかもしれません。
犬ぞり・スノーモービル関連 Dog Sledding and Snowmobiling
極北最古にしてもっとも長く使われていた乗り物、犬ぞりに関連したツアーです。
最も凍傷になりやすいアトラクションでもあるので、オーロラ鑑賞以上の防寒対策が必要です。昼間のツアーでも油断すると、大変なことになります。
主なツアーは
- 犬ぞり(多人数でそりに乗せてもらう)
- 犬ぞり操縦(そりの運転席に乗る)
- 夜間の犬ぞり+オーロラ鑑賞
- スノーモービル運転
- 犬ぞり+キャンプ
など。
催行している主な会社
市内観光関連 City Sightseeing
どこの街にもありますが、イエローナイフの場合は
- 歩いていくにはちょっと遠いところを車で効率よく回ってくれる
- 本には載っていない情報が得られる
- 昼に起きて時差を矯正する
などが参加するメリットになります。
これに参加していないリピーターだと、何度目かに滞在したときに「こんな所にこんな場所(又はお店)があったの?」ということもありますから、昼間にやりたい事が特に無いなら、一度は参加してみるといいと思います。
運が良ければ、冬毛のライチョウ(日本では特別天然記念物)も見られます。
催行している会社
- オーロラビレッジ
- ナヌック オーロラツアーズ
- マイ バックヤード ツアーズ
アイスフィッシング Ice Fishing
狙う魚は50cm越え。ワカサギ釣りとは仕掛けが違います。
厚い氷にエンジン付ドリルで深い穴を開け、大きな針には小魚を餌に大物を狙います。
このレベルのアイスフィッシングをツアーで出来るところは珍しいので、釣り好きには貴重な体験になるでしょう。ただし、しっかりした防寒が必要です。
催行している会社
- ブルーフィッシュ サービス
- エノダ ウィルダネス トラベル
- イエローナイフ アウトドア アドベンチャーズ
カリブー鑑賞飛行 Caribou Viewing Flight
イエローナイフから更に北や東に飛び、野生のカリブーの群れを探します。群れが見つかり、降りられる広さの湖なら着氷。ある程度の距離(30mぐらい)までカリブーに近づいて写真を撮れます。
料金の違いは、人数、送迎とガイドの有無、飛べる距離などが主な理由。
催行している会社
- エア ティンディ
ヘリ遊覧飛行 Helicopter Sightseeing
ヘリコプターに乗り、街の周辺を空から散策します。
市内観光で紹介される、鉱山、アイスロード、先住民村、グレートスレイブ湖などが一目で分かります。
地平線まで広がるグレートスレイブ湖の大きさに圧倒されます。
野生動物探索ドライブ Wildlife Watching
主に、バッファローとムースを探してハイウェイをオーロラ鑑賞とは別方向に走っていきます。
うまく出会えれば、サファリパーク顔負けの近距離で写真が撮れます。
催行している会社
街のイベントやアトラクション Events & Attractions
スノーキング
イエローナイフには「スノーキング(雪の王様)」という芸術家が住んでいて、毎年湖が凍ると雪のブロックで「スノーキャッスル」を作っています。12月終わりから作り始めて、完成するのは2月の終わり。完成すると、常設のカフェや映画祭やダンスパーティが行われます。
施工中でも見学は可能。
http://snowking.ca
ドリームキャッチャー作り
窓に飾っておくと「悪い夢を絡め取り、いい夢だけ通してくれる」ドリームキャッチャーを自作できます。ツアー会社でオーロラ鑑賞中のアトラクションとして用意しているところもあれば、お店で材料をばら売りしているところもあります。
カリブーカーニバル&犬ぞり国際レース
毎年、三月下旬に行われる、春の到来を祝うお祭り。と言っても回りはまだ真っ白。気温はほぼ0℃の中で行われます。「イエローナイフ版の縁日」という規模ですが、会場が何と「湖の上」。
「先住民+移民の国」なので、民族を反映した出し物や露天が並びます。
そのときに同時開催されるのが、犬ぞりの国際レース。
北米の雪どころをF1レースのように転戦してきた犬ぞり師たちの、ほぼ最後の大レースがイエローナイフで行われます。
エステ&マッサージ
冬は夜が長いためか、体力を使うためか、イエローナイフには意外に多くのエステ&マッサージがあります。寒い外を気にさせず、ゆっくりのんびり体をリラックスするのも、癒し効果のある滞在方法といえます。
オープンハウス
日本と違い北米の人は、結婚、出産、転勤そのほか、ライフスタイルが変わるたびにすむところをコロコロと変えます。人の流出入の激しいイエローナイフではそれが特に顕著で、常にたくさんの売り家が。そのおかげで毎週日曜日に、「オープンハウス」として住宅見学をさせてくれる物件がいくつかあり、色々な家の「お宅拝見」が出来ます。
実は、しまの趣味でもあります。